愛にまつわるもの

愛に生きるという自分への備忘録。

【映画】『きっと、星のせいじゃない。』・・・運命とはなんなのか

こんにちは。

今日は『きっと、星のせいじゃない。』

を紹介します。

 

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あまり有名ではないかもしれませんが

凄く純粋で心に残る作品です。

 

今回はあまり内容には触れません。

タイトルについての考察と作品中の1シーンが気に入っているので

そちらを紹介します。

 

 

あらすじ

末期ガンながらも、薬の効果で深刻な状態を免れているヘイゼル(シャイリーン・ウッドリー)。だが、学校にも通えず、友人もできず、酸素ボンべなしでは生活できない。そんな中、ガン患者の集会で骨肉腫を克服したガス(アンセル・エルゴート)と知り合う。ヘイゼルに惹(ひ)かれたガスだが、彼女に距離を置かれてしまう。ヘイゼルに振り向いてもらおうと、彼女が敬愛する作家にメールを送って返信をもらうことに成功するガス。それをきっかけに、二人は作家に会おうとオランダへ旅行に出るが……。

Yahoo!映画より

 

では先にオススメのシーン!

 

主人公の少女ヘイゼルは末期がんです。

その少し卑屈な主人公に恋をした少年も同じく骨肉腫という病気を持ち

名前をガスといいます。

ヘイゼルに振り向いてもらうため四苦八苦する様が愛らしいのですが

出会ってすぐのシーンで僕の好きなシーンがあります。

あまり愛とは関係ないですが、どこかで使いたいなあと思えるシーンです。

 

2人が話しているときにガスはヘイゼルを映画に誘います。

あなたが殺人鬼かもしれないのに、とヘイゼルは断ろうとするのですが

そのタイミングでガスはタバコを咥えます。

ガン患者にもかかわらず、だ。

それを見たヘイゼルは当然怒ります。

 

「私たちガン患者が、ガンの原因である

タバコ企業を儲けさせるなんてなんのつもり?!」

 

という風に怒ります。

 

そこでガスは

「命を奪うものを咥えながらも火をつけていない」

「メタファー(象徴)さ」

と軽快に答えます。

 

そう、火はつけないんです。

 

つまりデートを快諾してくれないヘイゼルに

「僕は火のついていないタバコと一緒で無害だよ」

とユーモアの効いた答え方をするんです。

なんとも粋でこんな風にさらっとユーモアの効いた答え方を

してみたいなあ、と思った次第であります。

 

こういうなんとも小洒落た演出が所々散りばめられているので面白いですよ。

 

 

次、タイトルについて!

(※あくまで私自身の解釈です)

 

これ実はなかなか趣向の効いたタイトルでありましてね。

放題だけでは「何のことやら?」となると思います。

 

こんな感じに説明していきます!

邦題⇨原題⇨引用元⇨邦題

 

Go!

 

この映画『きっと、星のせいじゃない。』原題では

「The Fault in Our Stars」

 

というタイトルで公開しています。

ちなみに「さよならを待つふたりのために」という小説が原作ですね。

 

この

「The Fault in Our Stars」

ですが実はシェークスピアの作品からの引用です。

この原題自体を直訳すると

「その罪は星のせい」ということになるんですけど

星のせいっていうのはつまり宇宙的なもので

自分らの力の及ばない場所

つまりは偶然的な運命なんだよと。

そうタイトル付けしてあります。

映画の内容になぞらえると

「ガンになったのは偶然なんだよ」

となりますかね。

 

でも、そもそもシェークスピアの作品では

「The Fault in Not Our Stars」

「それは星のせいなんかじゃなく私たちのせいだ」

という感じの意味合いで使われています。

つまりは偶然なんかじゃなくお前自身のせいだ、必然だ、という意味合いですかね。

 

原題の解釈に加筆すると

「ガンになったのは私たちのせいじゃなく偶然なんだよね」

といった感じになります。

ガンになった運命を悲観せず生きよう、というメッセージでしょうか。

 

最後に、邦題に戻ります。

今までの解説は何だったんだというくらいに原題と逆の意味をつけています。

『きっと、星のせいじゃない』

つまり必然だと。

これだと元のシェイクスピアの意味合いになってしまいます。

「ガンになったのは自分自身のせいだ、必然だ」

と。

 

でもここが日本語の妙であります。

”運命”っていうのは「偶然」にも「必然」使えると思いませんか?

・偶然的に出会う

・必然的に出会う

どちらも運命的だと思います。

ややこしいですが。

 

でもこれは恋愛映画です。

邦題をつけた方は

「2人がガンになってしまったのは

偶然的な”運命”〈星のせい〉かもしれないけれど、

ガンになったことで2人が出会えたことは

必然的な”運命”〈星のせいじゃない〉よ」

 

 

と、偶然と必然に”運命”の意味合いをつけて、

『きっと。星のせいじゃない』

ーこの出会いは運命だ。

 

 

そう言いたかったんじゃないでしょうか。

 

 

素晴らしいですね。

きっと邦題をつけられた方は愛に溢れている人です。

 

 

皆さんも内容もそうですがタイトルにも注目して視聴いただきたいです。

 色んな方がタイトルについて考察されている映画でもあります。

 

 

ありがちなシーンなんてあんまり出てこない

切ないけれどホロリとくる

少し大人向けの作品ですが

夜にまったりご覧になってはいかがでしょうか?

 

 

おわり

 

ps 2人の「OK?」「OK」のやりとりがとっても素敵。

 

 

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